いきゃさけっ!~陰キャが叫びたがっているんだ~

ウェイ系に憧れるだけの大学生が叫びたいブログ

命が有限なものであるのならばどう使うか

0717

空からは、姿こそ見せないが
確実に太陽が意地悪をして
シャツというシャツを蒸らしていた。

僕は、たまの休日を利用して
祖父母が入所する老人ホームへ足を運んだ。

老いた祖父。
昔は僕を車で多摩川へ連れていってくれた祖父。
水切りが上手かった祖父。
僕が3回以上水を切ると、頭を撫でてくれた祖父。
その手はしわくちゃだった。

だけど、今は脳みそがしわくちゃだ。
歳をとってしまった。
僕の名前を思い出せない祖父の中で孫の僕は、
東大の首席ってことになっている。

なんでも答えても聞き返す祖父の前での僕は、
なんだってなれる。
猛獣使いとか、AV男優と答えても、
忘れてしまうのだから。

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命は有限だ。
祖父母はともに割と長生きで、
人間80年
という言葉がゴールならば、
そのテープは切っている。

命は有限だ。
先日先輩を亡くした。
31歳だった。
意気揚々、順風満帆キャリアを積んできた俺が理想にしてた
兄貴だった。

生まれたばかりの赤ん坊はぐずり、奥さんは顔を俯かせ、
その傍でただ一つ笑っていたのは
先輩の遺影だけだった。
僕が代わりに死ぬことができたらなって思ってしまうほど
現実は辛かった。
正直、まだしっくりきていない。

命は有限だ。限度が
”いつ”
なのかは、、個性だ。

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僕の命は僕だけの物であり、
あなたの物でも、あいつの物でもない。
ただ、
僕にとっての命は誰かにとって大切な命でもある。
貴重だ。
何にも代えられない。

先輩は脳出血だった。

人はいつか、本当に死ぬ。

どう生きるべきなんだろうか。
僕はまだ、21歳。
もう、21歳。

老人ホームの下で茹でダコになりながらも、ベンチで僕に話しかけてくれている祖父の横で考えた。

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今後の過ごし方

  1. 「自分がすること」や「人にされること」に意味を持ち、噛みしめて生きていく
  2. 考え過ぎずに、与えられた時を生きる

二択だと思った。
かけがえのない毎日を無駄にせず、びっちり生きていくか、今まで通りいくのか。

あなたはどっちだ?
僕は決めかねている。
茹蛸の祖父の前では正しい料簡も霞む。

ただ、
感謝だけをしていきたいとは思った。
死んだら、


ありがとう

を言うことはできない。
生きし物が故の権利、しかも特権だ。
思うだけじゃ伝わないありがとう。
死んでしまったら思うことも止まる。

そう考えて震えた。
これから会う人に感謝していこう。

僕が決めたことだ。

まずは、じいちゃんに伝えた。
「ありがとう。」
突然の告白に茹蛸なツルツルな好々爺は、意味を理解していないようだった。
だけど、
何も言わずに頭をくしゃくしゃしてくれた。

その手はやっぱり、しわくちゃだった。